コラムコラム

コロナ自粛後の暮らしと「エネルギー自立」の住まい

 国際エネルギー機関(IEA)の「世界エネルギーレビュー」によると、新型コロナによる経済活動の縮小で、2020年の二酸化炭素排出量は前年比8%減になるそうです。コロナ自粛後は、深刻化する温暖化対策と経済を両立させる、低炭素なグリーン社会へのシフトが求められています。

 今回の自粛によって、空の青さや近隣の緑の美しさ、動物や鳥との触れ合いが、とても貴重なものだということに改めて気がついた人も多いはず。一人一人が、不要な移動を減らし、徒歩や自転車を利用し、食品ロスやゴミの少ない、環境負荷の少ない暮らしへとシフトする良い機会ではないでしょうか。

 住まいづくりでは、省エネで快適な高気密高断熱の住まい、太陽光発電や太陽熱温水器でエネルギーをつくる「エネルギー自立」の住まいが、いずれ標準となるはずです。古家の活用、地産地消の国産材利用、緑や動物との共生、そして「エネルギー自立」の住まいが、次世代に未来を手渡せる唯一の方法かもしれません。

六曜舎(事務所)の屋根の太陽光発電パネル
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