コラムコラム

温熱環境を整える「断熱気密性能の向上」

下のイラストは断熱性能が低い一般的な住宅の熱ロスの状態を示しています。
ガンガン暖房で暖めても、その熱がどんどん漏れ出ているのがおわかり頂けるかと思います。とくに「窓やドア」などの開口部からの漏れが、全体の約半分と際立っている状況も重要なポイントです。これでは「エネルギーのだだ漏れ状態」と言っても過言ではないでしょう。

ではこの状態をどのように改善していけるのか。。まずは床、壁、屋根(天井)などの外周部に「断熱材」を充填して(または外断熱、あるいは両方の付加断熱)、断熱性能を高めることがポイントです。(つまり普通のコップでなく、魔法瓶にいれて、暖かい、あるいは冷たい飲み物の熱をキープするということですね)これによって、床、壁、屋根からの熱ロスを大きく軽減することができます。また断熱材の選定は、性能はもちろん、安全性やコストなど、いろいろな観点から選択する必要があります。

ただいくら断熱性能を上げても、隙間があれば、そこからどんどん熱の出入りが発生してしまいます。そのために、気密性能をあげることも重要です。下記の写真は断熱材の手前に「気密・防湿フィルム」というものを隙間無く設置して、気密性能をUPしています。

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