
われわれは、工事を行う建物の内容、場所、時期など、さまざまな条件を吟味しながら、施工を依頼する工務店を選定しています。我々が紹介する工務店だけでなく、建主の希望される工務店に依頼することも勿論可能です。ただ設計図面を読み取って、きっちりと施工できるだけの技術や体制を持つ工務店でないと、トラブルが発生する可能性は高くなってしまいます。建主とともに考え、完成させた図面を、しっかり見てきっちりつくろう!という、ものづくりを愛する、前向きな意識をもっているかどうか。。実はこれが最も大切です。
アトリエ六曜舎が施工をお願いしている工務店は、高い技術としっかりした体制を維持していて、比較的コストも良心的、というところばかりです。まずはしっかりした工務店を選定することが、工事をスムーズにすすめていくための必須条件と言えます。
工事が始まると、職人の段取りや材料の手配、現場の掃除など、さまざまな工事に必要な作業が生じます。これを「工事管理」とよび、工務店の現場監督が主にこれに従事します。 これとは別に「設計監理」という、設計事務所の仕事があります。これは、設計図面通りに現場で作業がすすめられているかどうかをチェックし、問題があれば是正するよう指示するというものです。また材料の品質、仕様、施工状況など重要な工事項目に関して検査を行うことや、詳細図を作成して現場の細かな部分を納めること、工事途中で建主から変更の希望が出た時に、ほかとの兼ね合いに注意しながら、コストを確認した上で、工務店に指示する、といったようなことなども含まれています。
検査については、完成後見えなくなる「基礎(配筋)」や「躯体(木材・金物)」や「設備配管」などに関しては、念入りにチェックを行います。また六曜舎の検査以外に、瑕疵担保保険の検査員による検査(2回)、そして役所(民間検査機関)による完了検査などが行われます。
アトリエ六曜舎では「現場監理レポート」という検査書類を、各工程の節目に作成し(全9回)、建主への報告を行っています。最終的には現場検査の写真シートも加えて、ファイルした監理レポートを建主に提出いたします。また現場で撮影した全ての現場写真をCD-ROMにいれて竣工後にお渡ししているので、十分な工事記録を手元に残して頂けるかと思われます。
現場監理レポート(チェックリスト+現場検査写真)
基本的に、満足できる家づくりを行うためには、建主・設計事務所・工務店の3者が、健全な信頼関係を構築することがとても重要です。全員が「建主が喜んでくれる家をつくる」という意識を共有することで、標準以上の+αの家づくりが実現できるのだと感じています。オープンで良好な人間関係、楽しい現場(チェックは厳しくすすめますが)で、全員がものづくりを実践しているという意識を持って、家づくりが進められれば、必ず満足のいく住まいができるはずです。